コントラアルトクラリネット管折れ修復
コントラアルトクラリネット管折れ修復
コントラアルトクラリネット(以下CACL)はジョイント部ほとんど折れています。
それに中継ぎの構造が普通のクラリネットなら上管が凸なのですがこの楽器の上管のジョイントは凹です。1番薄い部分が割れたことになります。
まず、割れた部分に接着剤をつけて圧着します。この写真は1晩圧着したものです。トーンホールも1か所なぜかえぐれています。ここも直します
圧着した面の余った接着剤を取り除きます。
折れた部分の管圧が薄いので、補強を兼ねてジョイントの内側にリングを入れます。
いつもは折れた部分にグラスウールを巻いて接着剤をつけますが、今回はポストが多く接着剤で盛り上げることが出来ないので洋白板で補強します。
ポストやホールの部分を切り取って成型します。
上下のジョイントを合わせる板は、3つあるネジのうち1つを洋白板と一緒につけることにしました。全部合わせて接着します。
ジョイントの部分はネジを3つ洋白板につけると上管の部分が滑る可能性があったので1個にしました。
軽く磨いて仕上がりました。