木管楽器の緊急医    

 山崎木管修理工房  

ファゴット用譜立てその1

ファゴット用譜立てその1

元々ファゴットには譜立てはついていません。今回お客様のリクエストでベル部ジョイントのところに譜立てを作ることになりました。
型紙を作り1mm厚の洋白板を切り出して、ロー付けをして大きなリングを作りました。
ネジを止めるタルを2個溶接してジョイントに合わせてみました。
リング自体がかなり重たいので、リガチャーのように切り抜きを作りました。
ネジが入る樽をリング後ごと切り離して、ねじ切りをします。仮合わせでサックスのリガチャーネジをつけてみました。
ネジも洋白で手つくりしました。譜ばさみは市販されているスーザホーン用の譜ばさみです。
譜ばさみを受ける角パイプを作ります(実はこれが1番難しいのです)
譜ばさみを止めるネジを作り、本体のリングロー付けします。
全体を磨き上げてファゴットのベルジョイントに傷がつかないように内側に皮を張って出来上がりました。

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